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RANAMUSICAコラム 2012.8月号

      RANAMUSICA

”RYOさんのコラムまだですか~”

って聞かれる位に定着した人気コラム「RANAMUSICA COLUMN」の8月号が到着しました!

今回は、“サウンドチェックが出来るiPhoneアプリ”について。

かーなーり、面白かったので今回も是非読んでみて下さいね。

そして、氏が運営する人気中古レコードショップRANAMUSICAも絶賛開店中です!!

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どうもこんにちは。夏ですね。皆さん満喫してますか?なんか年を重ねるごとに夏が短くなっていく様な感覚があり、最近は気づいたら終わってるみたいな感じが否めないですが、そんなもんなんすかねー。まあ、まだまだ今年の夏は残っているんで皆さんがっちり盛り上がっていきましょう。

そんで、今回のコラムはとある友人に「なんかサウンドチェックの時とかに役立つアプリなんかない?」って聞かれたことから、ちょっと調べてみたんでオーディオの設定なんかに使えそうなiPhoneアプリをちょっとリサーチしてみました。「iPhone持ってねーよ」って声も聞こえてきそうですが、その辺はご愛嬌ってことで。。。すんません。

まずは、前回のコラムでもちょろっと書いたと思いますが、ターンテーブルをちゃんと設置する為に使える水準器アプリ。「水準器」とか「水平器」、「Level Meter」とかって検索するとパラパラと引っかかるので、その辺のいくつかと、ホームセンターなどで買える100円程度の気泡型の水準器とその機能を較べてみました。で、結果を言っちゃうと、アナログ水準器の方が簡単に計れます。あるアプリなんかはターンテーブルの足の高さを変えてやっても微妙な変化には反応せず、アナログ水平器を使って水平を取った後も最後まで変化ありませんでした。。。一番まともに使えるかなって思ったのが、「iHandy Level Free」というアプリ。これは設定で気泡の感度を変更できる為、小さな変化にも結構感度よく反応してくれます。DJの時にちょっと確認したいって時とかにスマホにいれておくといいかもしれません。フリーアプリっす。

IMG_0586.png

[iHandy Level Free]

お次は、スピーカーのセッティングをチェックする「AudioCheck」。こちらはテストトーンを使ってスピーカーが正しく接続されているか等を調べるアプリです。使い方は簡単で、iPhoneをケーブルを使ってDJミキサーやプリアンプなどに繋いで、アプリを立ち上げると表示されるテストトーンの一覧から目的に応じたものを選んで再生します。例えば、"Left Pink Noise"は左のスピーカーからのみ-14dBの音圧でピンクノイズと呼ばれるザーというノイズが流れます。"Right Pink Noise"も同じ音圧ででるので、それぞれを鳴らして同じ大きさの音がでるかなどを調べることができます。"Phase Check"は位相をチェックするもので、スピーカーケーブルが正しく接続されているかなどをチェックできます。この音を再生すると最初に位相が合った音がでて、その後位相ズレが起きている音がでます。正しくスピーカーが接続されていれば、最初の音は両方のスピーカーから出る音が真ん中に聴こえ、位相ズレの方の音は焦点があっていないような、音がスピーカーの後ろからなっている様な音に聴こえるハズです。もしもこれが逆に、最初の音が焦点があっていない様な音が聴こえた場合は、スピーカーケーブルの+とーが左右で違っているなどして正しく接続されていない場合があります。そんな場合はケーブルが左右のスピーカーで+とーがちゃんと接続されているか等を調べてみましょう。こちらのアプリもフリー。

IMG_0585.png

[AudioCheck]

お次のアプリは音響測定のアプリ。スピーカーから出てくる音の特性をグラフィカルに表示してくれるアプリです。この手のアプリは調べてみると結構あるんですが、しっかりしてそうなものは高い!ウン千円のものから、中にも数万とかのものもあったりして、そういった高価なものはあくまでプロのエンジニアさん向けのモノだと思いますので、ここはあくまで入門って考えでお気楽に試せる無料のもので探してみました。そちらが「RTA Lite」というアプリ。このアプリは立ち上げて左上の方にある再生ボタンを押すと、iPhoneの内蔵マイクを使って、今鳴っている音をリアルタイムでグラフ化してくれ確認することができます。縦軸が音圧、横軸が周波数で、周波数は一番左が可聴不可能な程の低音、それから右に行く程周波数の高い高音を表示しています。で、その実力の程を確かめる為に、PCとコンデンサーマイクを使ってちゃんと測定したものと、この「RTA Lite」で計った場合とを較べてみました。測定するときにはホワイトノイズと呼ばれる、どの周波数帯でも同様の音圧を持つノイズを使って測定しました。で、その結果が下のグラフ。

display1.jpg


グラフ上段がiPhoneの「RTA Lite」、下段がコンデンサーマイクを使ってPCを使って計測したものです。ちなみにコンデンサーマイクは借り物のSONY ECM-999、PCのソフトはデモ版をおとしたSingnal Scope Proってやつです。再生した音はホワイトノイズで、全ての周波数で一定の強度になる「シャー」と聴こえるノイズです。iPhoneの方は内蔵マイクです。
下段のグラフを見ると私の家の音は低音の出が良くないってのがすぐ分かってしまうと思いますが、iPhoneの方で計ったものは特に重低音の部分が下のグラフと較べてみると計り切れてない感じがしますね。高音も若干計りきれていない感はありますがまずまずなんじゃないでしょうか。

ついでに同じ音にローバスフィルターとハイパスフィルターをかけて計ってみました。
左がローバスフィルターをかけたもの、右がハイパスフィルターをかけたものです。

display4.jpg


やはり低音が計りきれてない感じはします。ただし、プロレベルではわかりませんが、あくまで目安として使用する位なら使える感じはしますね。
どちらにせよ、私の家では低音がちゃんとでていないというのがはっきりしたので、こういう場合にはEQなんかで補正したりすんでしょうが、EQをもってないので、スピーカーの位置を変えたり、色々工夫してちゃんと鳴るようにしたいと思います。。。

ついでにもう1つ、「SpectrumView」というアプリがありまして、こちらは上記の「RTA Lite」よりもより解像度が高く、より精密に周波数ごとの特性を目視することができるスペクトラムアナライザーと呼ばれるアプリなのですが、「RTA Lite」と同様にPCと比較してみたものの、自分がアナライザーの使い方があまりよく分かっていないのもあり、わかり易く良い結果が得られなかったので割愛します。こちらのアプリも興味がある方はダウンロードしてみてください。無料なんで。

とまあ、夏なのに全く夏とは関係ない話題にしてしまいましたが、気が向いたときにでも試してもらうとして、まずは思いっきり楽しんじゃってください。でないとあっと言う間に終わっちゃいますよー。

では、また次回!

iHandy Level Free
http://itunes.apple.com/us/app/ihandy-level-free/id299852753?mt=8

AudioCheck
http://itunes.apple.com/jp/app/audiocheck/id312284117?mt=8

RTA Lite
http://itunes.apple.com/jp/app/rta-lite/id337536333?mt=8

SpectrumView
http://itunes.apple.com/gb/app/spectrumview/id472662922?mt=8


+NYC+
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RANAMUSICAコラム最新号!

RANAMUSICA


マンハッタンレコードハウスの名物コラム「RANAMUSICA COLUMN」。

元レコードショップバイヤー、現セレクト中古盤ショップ"RANAMUSICA"主宰のRyo Nakahara氏による独自の観点で音楽的素材に切り込みます!

今回は、「ROOM FULL OF RECORDS」第一弾の嬉し恥ずかしプレスミスにも関連した“重量盤について”の面白いお話です!!


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お久しぶりとなりました当コラム。ホームページもリニューアルとなり、これから気分一新、更新頻度もばっちり上げて邁進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします!

さて、Manhattan Records愛用者ならばすでにご存知かと思いますが、Manhattan Recordsのハウスミュージック部門から立ち上がった新レーベルRoom Full Of Recordsがついに始動致しました!おめでとうございます!先日はelevenでのキックオフパーティー、そしてDommuneにてレーベル第一弾となるMandogさんのライブとリミックスを手掛けたDJ Gonno君のプレイと話題騒然って感じですが、現在その待望の第一弾はなんとプレスによるトラブルの為お預け状態。(詳しくはコチラで。)コンセプト、ジャケット、音質、等々様々な面にこだわりを見せるこのレーベル、今後の活躍がほんと楽しみなのです。

して、今回私が注目したのはRoom Full Of Recordsが発売を遅れてまでもこだわった180gの重量盤というクオリティー。昨今ではこのRoom Full Of Recordsのみならず、ダンスミュージック界でも音質にこだわりを持つレーベルやアーティストがこの重量盤という形でリリースすることも増えてきている模様。さてこの180gの重量盤、元々はジャズやクラシックの再発レコードで注目され広まったようですが、そのルーツを探ってもあまりはっきりしたことが解らず、80年代初期にラベルから内袋まで再現したBlue Noteの再発シリーズで、そのオリジナル盤を計った平均が180gでその重量までをも再現したなんて説もあるようです。

では180gだと何故音がいいんでしょう?通常版は普通140g程度の盤の事を言うようですが、それに比べ重量が増す事によって、ターンテーブルとレコードの回転が安定し、結果音質向上に繋がると言う訳です。もちろんレコードが反りにくいというのも理由の1つ。よくレコードの反りを押さえ、音質をアップするという目的で仕様される「スタビライザー」という重しがありますが、これと基本的には似た様な効果ということになりますかね。それと、材料は一緒なのでレコードの重量が増えるということは実際には厚みが増すということでもあるので、盤が厚くなることによって両面に刻まれた溝の深部が干渉しにくく、双方の音質に影響を与えないってことも言われているようです。

で、手元にあったレコードの重量をいくつか計ってみました。

Bobby Hutcherson "Now !" (Blue Note 1969年リリース US盤)152.0g
DSC03810.jpg



Rico "Man From Wareika" (Simply Vinyl 再発、90年代後半リリース、オリジナルは77年 UK盤)174.0g
DSC03811.jpg


Isao Suzuki "Self-Portrait" (King Record 1981年リリース 日本盤)155.5g
DSC03812.jpg


Disconnection "Bali Ha'i" (Y Records 1982年リリース UK盤) 115.0g
DSC03813.jpg


Four Tet "Jupiter / Ocoras" (Text Records 2012年リリース UK盤)131.5g
DSC03814.jpg


まあ、重さ(厚さ)なので持てば大体わかるだろって感じですが、180gの原点という説もあるBlue Noteのレコードは150g程度。まあ言われている再発のレコードの元ではないので真偽はわかりません。Ricoは180gを謳ったSimply Vinylの再発ですが、多分家庭用の安い計量器で計ってるんである程度の誤差は許してください。鈴木勳氏のレコードは前述のBlue Noteの再発をしたのがKing Recordだったというので、年代も近いし計ってみました。DisconnectionはよくあるUKの12インチシングルの薄めな感じのやつです。Four Tetのレコードは最近のよくある標準のレコードって感じですかね。

ジャンルもバラバラだしそれぞれもともとの音質やらマスタリングやら様々な要素があってもちろん比べようがないんですが、しいて言えば重い盤の方が低音がしっかりというか輪郭がくっきりでているかな~?って感じがしたんですが。この辺もスタビライザーを乗せた時の効果と似ているのかなって気はします。Ricoのオリジナル盤と再発を聴き比べてみたかったですね。でもマスタリングとかも違うと思うのでやっぱり比べようがないかな。その点、今度出るRoom Full Of Recordsの180gの正規盤とミスプレスだった140gの盤を聴き較べるってのは解り易い比較になりそうですねー。ちょっとやってみたい。

ちなみに前述した「両面の溝の深部が干渉しにくい」って件ですが、こればっかりはちょっとわかりませんでした。今回計った中で一番薄かったDisconnectionのレコードの曲間の無音部分で音量を思いっきり上げてヘッドフォンで聞いてみたのですが、裏面の音がわずかでも聴こえるようなことはなかったです。ハイ。ただし、溝が深く掘ることができて音質が上がるということであればそこは今回検証できず。見た目では溝の深さは判断できませんでした。

しかし、レーベルやアーティストがどんなに音質にこだわっても、再生方法が正しくなければそんな努力も無駄になってしまうかもしれません。これは私自身、オーディオに詳しい人から昔注意を受けたのですが、以前はターンテーブルとスピーカーを同じ台の上に置いてしまっていました。ターンテーブルとスピーカーを同じ台に置いてしまうと、スピーカーの振動をターンテーブルが受けやすくなってしまいます。ターンテーブルはできるだけ余計な振動を与えないことがベスト。今回の重量盤てのもこの事に繋がってますよね。あとターンテーブルを水準器などを使ってちゃんと水平に設置してやることなんかも重要です。ちょっと面倒かもしれないけれど、もしやってない人がいたらやってみてください。『スッゲー音良くなった!」なんてことはないと思いますが、若干でも向上しますよ。ちなみに僕が前述の友人から正しい設置方法などを教えてもらった時は、ちゃんとセッティングしたターンテーブルとそうでないものとで同じレコードを再生して聴き比べてみましたが、まあ、わずかでしたが音良くなりました。

とまあ、最後はうんちく臭くなってしまいましたが、もうすぐ到着するRoom Full Of Recordsの第一弾を楽しみに待ちながら、ターンテーブルもしっかりとセッティングをして、ブツが届いたときにはじっくり堪能させていただきましょうじゃありませんか。そんで、日本が誇るアーティストやDJをガツンと世界に知らしめていく為にみんなで応援していきましょう!それでは今回はこの辺で!
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